広島・鈴木 移籍後最長6回2安打1失点「できることはやりました」 床田代役「なるべくリリーフ陣を休ませられるように」
「DeNA3-0広島」(9日、横浜スタジアム)
ただの代役とは呼ばせない。広島・鈴木健矢投手が巧みな投球術でDeNA打線に立ちはだかった。カープ移籍後最長となる6回を2安打1失点の好投。2敗目を喫したものの、「しっかりストライク先行でいけた。相手バッターを見ながらインコースもつけていけた」と、自身の投球に合格点を与えた。
初回から“らしさ”全開だった。「先発で長いイニングを投げるためには、タイミングが一定にならないように、わざとずらしたりとかできることはやりました」と、投球テンポを使い分けながら三回まで無安打投球で援護を待った。
悔やまれるのは四回の失投だ。1死から筒香に出場4試合連続本塁打となる決勝の11号ソロを被弾。2ボールから甘く入ったシンカーを右翼席に運ばれ、「振ってくるのは分かっていた。投げ切れなかったのは失投」と反省。それでも六回2死一、二塁では、エンカーナシオンを空振り三振に仕留めて最少失点で降板し、新井監督とは笑顔でハイタッチを交わした。
床田の左肩関節周囲炎による登録抹消で巡ってきた、今季2度目の先発機会。イニング間のキャッチボールの強度を落とすなど、工夫を施しながら自身の役割を果たした。8日は延長十二回を戦い、計8投手が登板。「なるべくリリーフ陣を休ませられるように投げてました」と仲間への思いが原動力となった。鯉のサブマリンが唯一無二の存在感で投手陣を支えていく。
