広島・名原 「野球が当たり前にできる環境に感謝」8・6ピースナイターへの思い語る 広島出身で幼少期“参加”した特別な一戦
広島・名原典彦外野手(26)が3日、6日・巨人戦(マツダ)で開催される「ピースナイター2026」への意気込みを明かした。今年で19度目となるピースナイターを1軍で迎えるのは自身初。広島県出身の若鯉が野球ができる感謝の思いを胸に、ガッツあふれるプレーをファンに届ける。
広島にとって特別な「8・6」。本拠地のマツダスタジアムでこの日に平和を祈る「ピースナイター」が開催されるのは3年ぶりとなる。復興のシンボルとして歩んできたチームの歴史を背負い、特別な一戦に臨む選手たち。広島県出身の名原は「特別な日ではありますよね、やっぱり。野球が当たり前にできる環境に感謝の気持ちも出てくると思う」と、白球を追える日常への思いをかみしめるように語った。
今年で19回目を数える「ピースナイター」。名原は昨季まで育成選手だったため、グラウンドに立つのは今回が初となるが、幼少期にはマツダスタジアムのスタンドから、一人のファンとしてセレモニーに参加した経験がある。「そこに立つって考えると感慨深いものはありますよね。カープの歴史とか生い立ちを知っている身としては頑張りたい」と、特別な一戦への決意を新たにした。
小・中学生時代には平和学習にも深く取り組んだ。8月6日は夏休み期間中だが、広島では登校日となる。「被爆者の方の話を聞いたり、ビデオを見たりして学びました」と振り返る。自身の祖母から直接、当時の戦争体験を伝え聞いたこともあるという。幼少期から身近にあった平和への教えと歴史の重みを、今も胸に深く刻んでいる。
特別な一日だからといって過度な気負いはない。「見に来てくれているファンの方に元気を与えられるようなプレーがしたい。いつも通り一生懸命に気合と根性でどんどんやっていく」と、遮二無二グラウンドを駆け巡る覚悟だ。
自身の現状に目を向けると、一時は「1番・中堅」の座をつかみかけたが、直近の試合では秋山や大盛との激しい競争が続く。1軍での出場が増えるにつれ、相手バッテリーからの警戒も高まっているが、「そこに対して勝負できるように練習していく」と前を向く。
チームは後半戦最初のカードで6カードぶりの勝ち越しをマーク。3位・ヤクルトとのゲーム差は「4」に縮めている。4日からは本拠地で巨人と3連戦、7日からは敵地でDeNAとの3連戦が待っている。
連日、厳しい暑さが続く中での屋外球場6連戦となるが、「暑さは由宇で鍛えてるんで大丈夫です!」と頼もしく言い切った名原。広島にとって大切な一日を勝利で飾るべく、全力プレーを披露する。
