広島・佐々木 後半戦開幕へ「勝利打点にこだわって、そういう試合を多くしていきたい」 新井監督から直接指導で手応え

 猛暑のマツダスタジアム。広島の佐々木泰内野手(23)が力強いスイングで白球をはじき返した。30日に行われた全体練習中には新井監督から直接指導を受け、練習後の20分の特打でそれを反復。大粒の汗を流しながら黙々と打ち込む姿に、後半戦への強い決意がにじんでいた。

 重視するのは、低く強い打球を生み出すためのアプローチ。前半戦途中に打撃を修正。この日も足元に打球を打ち込むイメージでバットを出した。指揮官からの指導も同様で、「ずっと言われていることと同じこと。継続していきたい」。納得できる打球が増えており手応えがある。

 開幕を「4番・三塁」で迎えた今季は山あり谷あり。プロ初本塁打を放った一方で、スタメン落ちや2軍調整も経験した。「今までで一番ぐらい野球をやっていてしんどい期間だった」。それでも、26日・ヤクルト戦で決勝打を放ち、フレッシュ球宴でも複数安打を記録。シーズンが進むにつれ、取り組みの成果は着実に数字に表れ始めた。

 31日の中日戦から後半戦が始まる。目指すのはチームを勝利に導く打撃だ。「勝利打点にこだわって、そういう試合を多くしていきたい」。残り55試合で全てにスタメン出場し、結果を残すと意気込んだ。

 「シーズンが終わった頃に『ちゃんと乗り越えられた』と言えるように、しっかり巻き返したい」。苦しい時期を乗り越えつつある背番号「10」が存在感を示し、後半戦のキーマンになる。

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