広島・岡本「プロ初セーブ」が球宴 2回0封締め「もらえると思っていなかった」敢闘選手賞 阪神高橋の技術も伝授された

全パに勝利し、ナインとタッチを交わす岡本(中央)=撮影・西岡正
試合後、写真に納まる(左から)坂倉、岡本、遠藤
8回から登板する岡本
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 「マイナビオールスターゲーム2026・第2戦、全セ8-7全パ」(29日、富山市民球場)

 「マイナビオールスターゲーム2026」の第2戦が行われ、広島・岡本駿投手(24)が圧巻の球宴デビューを飾った。7番手で八回から登板すると、2回無失点の好投で“プロ初セーブ”を挙げて敢闘選手賞を受賞。賞金100万円を獲得した。試合前には交流を熱望していた阪神・高橋遥人投手(30)とのキャッチボールも実現。伝家の宝刀であるツーシームも伝授されるなど、夢の舞台で貴重な経験を積んだ。

 表彰台で各球団のスターたちと誇らしげに肩を並べた。投手歴わずか6年でつかんだ夢舞台。岡本が見事なオールスターデビューで敢闘選手賞を獲得した。「(賞を)もらえると思っていなかったのでよかったです」と、初々しく笑みを浮かべた。

 1点リードの八回から7番手で登場。先頭の田宮から149キロの直球で空振り三振を奪い、球宴初奪三振をマーク。続く水野に中前打を浴びるも、小川を遊ゴロ併殺打に打ち取った。

 九回は2死一、二塁のピンチを招くも「ストレートの力が出ていた。ベンチからの声援も聞こえていた。勝つことだけを考えて腕を振った。気持ちで抑えました」と真っ向勝負。最後はネビンを148キロの直球で一邪飛に打ち取り、試合を締めた。2回3安打無失点で“プロ初セーブ”を手にし「初なんでうれしいです」と小さくうなずいた。

 試合前には夢のような時間を過ごした。岡本と同僚の遠藤、阪神・高橋、巨人・井上の4人のキャッチボールをするタイミングが重なると、高橋が「違うチームでやったほうがいいね」と提案。その流れで岡本と高橋が組むことになり、交流を熱望していた高橋とのキャッチボールが実現した。

 今季すでに両リーグトップの11勝をマークしている左腕のボールを正面から受け止め、「すごい球でした。これは打たれないなとよく分かりました」と驚きの表情。共通の武器であるツーシームについても、「めっちゃ教えてもらいました」と、握り方やリリースなど細かく技術を伝授されたことを明かした。

 「1点差だったので、使える球種全て使いながら抑えようと思っていた」と教わった伝家の宝刀を早速試投し、空振りを奪う場面もあった。ここからさらに改良を重ね、自身の武器に磨きをかけていく。

 柳田、大城とともに敢闘選手賞に選出され、賞金100万円を獲得。使い道については「好きなことに使いたいと思います。おいしいものを食べたり…」と想像を膨らませてニヤリ。表彰式終了後の場内一周では富山に集った野球ファンに手を振りながら感謝を伝えた。

 31日からはリーグ戦が再開する。岡本は8月6日・巨人戦(マツダ)での登板が見込まれている。「今日はしっかり抑えられた。この調子でシーズンが始まってからも勝てるように頑張ります」。前半戦でチームトップの6勝をマークした右腕が大舞台で示した確かな成長。伸び盛りの若鯉が、後半戦も先発陣を力強く引っ張っていく。

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