広島・床田 初回から全開宣言!母校快進撃に燃えてます 箕面学園が大阪8強、負けじと勝ちまくる「やっぱり気持ちが大事」
広島の床田寛樹投手(31)が23日、マツダスタジアムでの投手指名練習に参加し、初回から全開で挑む攻撃的スタイルで、後半戦を戦う決意を言葉にした。昨年まで夏場以降に白星が伸び悩んでおり、それを打破するのが狙いだ。母校・箕面学園が、大阪大会で8強入り。後輩の活躍を新たな力に変えて、腕を振り抜く。
灼熱(しゃくねつ)の本拠地で、床田が体を動かした。21日に出場選手登録を抹消され、現在はコンディション調整に励む。「追い込んでいる。これからもっとランニングの量とかウエートの重さが増える」。勝負の後半戦へ。万全の状態で迎えるために、汗を流す。
前半戦は4勝4敗、防御率2・66。昨季は、夏場以降に勝ち星が伸び悩んだ。球宴後、9試合で2勝5敗。シーズン終了を4連敗で迎えた。
それだけに「今年こそは」と、強い決意がにじむ。後半戦は意識を変え、攻撃的なスタイルを貫く。スタミナ温存を意識せず、初回からエンジン全開で相手打線を封じ込める決意。序盤を無失点で切り抜け、チームに流れを呼び込むためだ。
トレーニングでは、極限まで追い込む。厳しいメニューをこなす上で、後輩の活躍が大きな力になっている。
母校・箕面学園は大阪大会で8強入り。22日の5回戦では、今春センバツ王者の大阪桐蔭から大金星を挙げた大阪立命館を、2-1で退けた。「もちろん見ています」。プロ入り後、試合会場に応援に駆けつけたこともあるほど母校愛は強い。
高校時代の3年間が自身の原点だ。小学時代はダブルヘッダーで「2試合とも完全試合をした」。中学では外野手。一般入試で箕面学園に進学した。
入学者説明会後のことを鮮明に覚えている。野球部入部希望者が集まる教室に足を踏み入れると、「金髪のロン毛とか、赤髪の短髪の生徒がいた」。リアル“ROOKIES”の世界と言って不思議ではなかった。それでも翌日には全員が丸刈りで集まり、切磋琢磨(せっさたくま)する中でエースへと上り詰めた。
高校最後の夏は、3回戦で豊中に延長10回サヨナラ負け。最後までマウンドに立ち続けたものの、勝利を手にすることはできなかった。「勝てば5回戦で、藤浪の大阪桐蔭との対戦だった」。あと少しで届かなかった当時を懐かしそうに振り返った。母校は24日、準決勝で大商大高と戦う。「応援してください」。アピールを忘れない姿にも母校愛があふれていた。
「本当強い気持ちを持って投げる。精神論になって、昭和っぽい考え方だけど、やっぱり気持ちが大事なので」。躍進を遂げる母校の後輩たちに負けじと、不屈の魂で腕を振る。
◆今夏の箕面学園快進撃 広島・床田投手の母校である箕面学園は今夏の大阪大会に2回戦から登場。追手門学院戦は九回に逆転サヨナラ勝ち。劇勝で初戦を突破して勢いに乗ると、3回戦は打線が爆発し13得点を挙げて阿武野を撃破。4回戦は0-0の八回に先制点を奪うと、先発・保田が桜宮を4安打に抑えて完封勝ちで5回戦に駒を進めた。22日に8強を懸けて大阪立命館と対戦した。4回戦でセンバツ王者・大阪桐蔭を下した強敵。0-1の四回に4番・園田大の2点適時打で逆転。そのまま1点リードを守り抜き、準決勝に進出した23年以来の5回戦突破を決めた。
