広島・菊地ハルン 阪神上位打線3人斬り 八回反撃流れ作った 「持っている力を出そうと」1軍自己最速154キロ

 「広島2-4阪神」(17日、マツダスタジアム)

 堂々たる投げっぷりに身長200センチの体はさらに大きく見えた。高卒2年目の広島・菊地ハルン投手が救援登板し、上位打線を3人斬り。1軍では自己最速となる154キロをマークし、セ・リーグ本塁打数トップの森下も力勝負でねじ伏せた。

 0-4の八回から登板。「強い真っすぐで押すとずっと意識していた」。先頭の1番・近本を直球とフォークで追い込むと最後は直球で一ゴロ。次打者・小幡はフォークで中飛に仕留めた。五回に2ランを放っていた森下には154キロ直球で詰まらせての二ゴロ。「力で押せたので良かった」とうなずいた。

 高卒1年目の昨季終盤に1軍デビュー。当時、ヤクルトの主砲だった村上(現ホワイトソックス)にも真っ向勝負を挑み、二ゴロに打ち取っていた。今季はファームで救援として防御率1・32の好成績を残し、9日に1軍登録されていた。

 前回登板の11日・中日戦では、1回を投げて4安打を浴び2失点。悔しい経験もしたが、「修正というより、持っている力を出そうとやってきたので。(何かを)変えたとかはなかった」。己を信じて腕を振り、好結果に結びつけた。

 高校時代の球速が145キロ前後だったことを考えれば、伸びしろは無限大。急成長中の右腕がブルペン陣に新風を吹き込む。

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