完全に狂っている広島・森下の投球フォーム 横山竜士氏「手と足が一緒に動き出している」
「中日10-1広島」(10日、バンテリンドーム)
広島が先発した森下の大乱調で大敗を喫した。細川、サノーのソロ本塁打2本を含む6安打、5四球で5回を投げて6失点。投球数113。デイリスポーツ評論家の横山竜士氏は「手と足が一緒に動き出している」と投球フォームの狂いを指摘し、2軍再調整による根本治療に期待した。
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森下は試合を壊してしまうほどの悪い投球内容だった。投球数や四球の多さでも分かるように、ボールが自分の狙ったところへ行く確率が低い。
特に走者を背負ったセットポジションになるとフォームのバランスがしっくりこないのか、手と足が一緒に動き出して、最後は慌てて腕を振っているように見える。
本来は下半身主導で上半身が遅れて出てくる、いわゆるヒップファースト。森下はしなやかなタイプだけによりこの傾向が顕著で、そのため強くて質の高いボールを投げることができる。
しかし、今はメカニック的にかみ合っていないため、意図した球を投げ切れていない。
マウンド上で試行錯誤を繰り返し、グラブの位置や体重のかけ方など工夫をしていたが、それはフォームが固まっていないから。
今年は交流戦の楽天相手に完封勝利を収めたかと思えば早い回で崩れたり、調子の波が大きく投げてみなければ分からないという試合が多い。悪い時は初回から球数を費やしてしまう。
もともとクイックに課題があるだけに、走者を気にしすぎているようにも感じる。これは手足が長い彼の特長でもあるのだが、モーション的にゆったりとした動き出しが以前から指摘されてはいた。
とは言うものの、走者も大事なのだが、まずは打者を打ち取ることが先決だ。走者を気にするあまり、自分自身の強みが薄れてきている。
このままでは森下の今後が心配だ。首脳陣は2軍での再調整を決めたようだが、じっくりと現状を見つめ直して、また立て直してきてほしい。
その代わりに2軍で結果を出している若い投手に経験の場を与えることになる。それは将来へ向けたチームのためにもなるからね。
