広島・新井監督「よくなってきている」 3年ぶり2戦連続サヨナラ!玉村&小園負傷交代も一丸 モンテロ押し出し!ファビアン同点弾
「広島4-3ヤクルト」(8日、マツダスタジアム)
よおやったのお!広島が23年以来、3年ぶりの2試合連続サヨナラ勝ちを収めた。3-3の九回2死満塁で代打エレフリス・モンテロ内野手(27)が押し出し四球を選び、試合を決めた。序盤に負傷者が相次いだ一戦をチーム一丸で勝利。新井貴浩監督(49)は劣勢をはね返す反発力に手応えを示した。
最後までモンテロは冷静だった。ラストボールを見極めると分厚い胸を張って一塁へ歩き出す。坂倉のド派手な一発で勝負を決めた前夜に続き、グラウンドでナインが感情を爆発させた。アクシデントを乗り越えてつかみ取った1勝。お立ち台に上がったモンテロは「メッチャスゴイ!」と満足そうに声を響かせた。
3-3で迎えた九回だ。二つの四球などで2死満塁と星を攻め立て、代打・モンテロが打席へ。制球が定まらない右腕に対し、「捉えられるところだけを狙っていた」と的を絞って対応。結果的に一度もスイングせず、カウント3-1から押し出し四球を選び、歓喜のウオーターシャワーを浴びた。
劣勢の雰囲気を一変させたのは、相棒の一振りだった。2点を勝ち越された直後の七回2死一塁。ファビアンが奥川の初球149キロの直球を完璧に捉えると、白球はバックスクリーン左に着弾。同点の7号2ランは、本拠地では自身約1カ月ぶりの一発。「イメージ通りのスイングで完璧に捉えることができた」と値千金のアーチでチームは息を吹き返した。
ともに本来の打棒を発揮できずスタメン落ちする試合が増えているも、腐らず努力できるのが2人の強み。ファビアンは「私たちは特別じゃない。日本人選手と一緒。与えられたところでやるだけ」ときっぱり。暑さに強いドミニカンの本領発揮はここからだ。
序盤に試練が2度訪れる難しい展開だった。二回1死からベースカバーに走った玉村が一塁ベースを踏んだ際に右足首を負傷し降板。三回には直前の打席で腰の違和感を発症した小園が途中交代した。想定外が続くも、チーム一丸となって3年ぶりとなる2戦連続のサヨナラ勝利。新井監督は「開幕当初より少しずつよくなってきている。それが反発力につながっている」と上昇気配を感じ取った上で、「まだまだだと思います」と口元を引き締めた。
チームは3位・ヤクルトに連勝し、ゲーム差を5・5に縮めた。栗林の復帰登板となる9日の一戦を勝利すれば、開幕カード以来の3連勝を達成する。試合を決めたモンテロはお立ち台で、「どんな役割でもチームが勝つために貢献したいです」と力強く宣言した。波に乗った新井カープは、そう簡単に負けない。
