広島・大盛 “ナバ・モリ”1・2番でけん引 新フォーム手応え直近4戦連続安打「ここでつかまないと、来年はもうない」
「阪神(降雨中止)広島」(4日、甲子園球場)
広島・大盛穂外野手(29)が4日、新打法でレギュラーの座を手中に収めることを誓った。6月23日・巨人戦(マツダ)からバットを肩に乗せるフォームに変更し、現在4試合連続安打で3試合連続打点中。チーム屈指の守備力を誇る男がバットでアピールを続けている。ブレーク中の名原典彦外野手(26)との育成出身1・2番コンビの手応えも示し、まずは5日の阪神戦でカード勝ち越しとなる勝利を狙う。
何度も手放してきたチャンスをもう逃さない。今季8度目の中止が決まり室内練習場で行われた全体練習後、大盛はレギュラーへの熱い思いを口にした。「ここでつかまないと多分、来年はもうない。だから今年なんとかモノにできるように頑張りたいです」。今季がプロ8年目。定位置確保への思いは人一倍強い。
3日・阪神戦で三回に大竹から中前適時打を放ち、4試合連続安打と3試合連続打点をマーク。好調の要因は新フォームにある。6月23日・巨人戦からバットを肩に担ぐ打撃フォームに変更。そこから、クイックに対してタイミングが遅れて差し込まれていた悪癖が改善され、6試合で23打数8安打、打率・348と快音を響かせ続けている。
「今までの野球人生でバットを寝かすことはあまりしたことがない」というほど大胆な取り組み。きっかけは球団アナリストたちとの雑談だった。「僕に限らずいろんな選手の映像を見る中で、どう?みたいな感じです」と提案を受け、練習でお試し。スイングスピードなどの数値の上昇を確認し、試合でも取り入れることを決めた。現在は結果が残っているが、「まだ練習段階。この打ち方はこの打ち方で、絶対にダメなところが出てくるはず。そこでまたいろんな人と話しながら、自分の形に落とし込めたら」と満足することなく試行錯誤を続けていく。
勢いのある育成出身コンビで打線を引っ張っている。6月28日・阪神戦から4試合連続で名原と1・2番を結成中。2番打者として多様な役割を求められているが、「1番を打っていた時は1人でどうにかしないといけない思いがあったんですけど、今は名原が前にいてくれる。後ろに菊(池)さん、坂倉もいるって考えたらやりやすい感覚がある」と手応えあり。新井監督も「すごいいいものを見せてくれている。経験を積んで相手チームに嫌がられる1・2番になってもらいたい」と、逆襲の象徴となるような働きに期待を寄せた。
チームはカード勝ち越しを目指し、5日・阪神戦を戦う。相手先発は1週間前に黒星をつけた虎のエース・村上。難敵だけに上位打線の働きが勝敗のカギを握る。「一試合一試合やるだけです」と大盛。熱き思いを込めたバットで、チームを上位へと押し上げる。
