広島・栗林 “準完全”竜斬り再現で上昇気流導く 15日先発、中9日で状態は万全「空けば空くほど自分の体の状態が整う」
リベンジ許さん!広島・栗林良吏投手(29)が13日、先発予定の15日・中日戦(バンテリン)での好投を誓った。前回対戦の開幕3戦目では、プロ初先発ながら100球未満で完封するマダックスを達成。竜打線を完璧に封じ込めた。中9日で臨むマウンドでも快投し、チームに勝利へと導いていく。
万全の準備で、気合十分の相手打線に立ち向かう。栗林がマツダで行われた投手指名練習に参加。キャッチボールや、瞬発系のトレーニングで入念に汗を流した。中9日で臨むマウンドへ向け、「体のことを考えていい調整ができた」と自身の状態に手応えを示した。
先発転向1年目の今季はここまで2試合に登板し、1勝0敗、防御率0・53と圧巻の数字をマーク。最高のスタートを切ったのは、プロ初先発となった開幕3戦目の3月29日・中日戦(マツダ)だった。七回までパーフェクトに抑え込む異次元の投球を披露。最終的に許した走者は1安打の1人のみで28人を打ち取る準完全試合、さらに100球未満での完封となるマダックスまで達成した。リベンジに燃える相手に対し、自身3度目の登板で早くも2度目の対戦となるが「変わらずって感じですかね」と、慢心も気負いもない。
15日の舞台は右腕の地元・愛知のバンテリンドームだ。今季からホームランウイングが新設され、左中間と右中間が最大で6メートルも狭くなった。昨季までとは一変した敵地に、「走者をためてドカン(と長打を浴びる)よりは、前回のようにストライクで勝負する気持ちじゃないとだめ。なんとか抑えられるように工夫していきたい」と、球場の変化に注意を払いながら、真っ向勝負を挑む構えを示した。
前回5日・阪神戦でも8回1失点の快投。そこから雨天中止の影響もあり、ローテ再編がされ、中9日での登板となる。「間隔が空くことにマイナスは何一つない。空けば空くほど自分の体の状態が整うと思っていますし、疲労とかも抜ける」とした上で、「逆に次の登板はさらに大事になってくる。そこに対するプレッシャーもある」と語る。責任を感じながら、自身の役割を完遂することだけを目指していく。
チームはここまでリーグ2位の先発防御率2・28を誇っているが、先発陣で白星を挙げているのは、栗林と森下の1勝ずつのみ。打線やリリーフ陣との兼ね合いもあり、好投が必ずしも勝ち星に直結しないもどかしい展開が続いている。背番号20が流れを変えるような会心の投球で、チームを上昇気流へと導いていく。
