広島・ドラ5赤木 開幕ローテ急浮上! 残り1枠に新井監督「いいものを見せてくれている」 3回0封“プロ初セーブ”

7回から登板し力投する赤木(撮影・西田忠信)
阪神に勝利し、新井監督(左)とタッチ(撮影・北村雅宏) 
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 「オープン戦、広島1-0阪神」(15日、マツダスタジアム)

 広島のドラフト5位・赤木晴哉投手(22)=仏教大=が15日、七回から3番手で登板し、3回1安打無失点の好投で“プロ初セーブ”を記録。開幕ローテ入りの可能性を急上昇させた。最速150キロの直球を軸にアウトを重ね、アピールに成功。新井貴浩監督(49)は、「いいものを見せてくれている」と高評価を与えた。

 期待を上回るルーキーの好投がうれしい悩みを生み出した。接戦を制し、先輩たちと勝利のハイタッチを交わした赤木。「全体的に無駄球がなく、まとまった投球ができたんでよかったです」と元気に声を弾ませた。

 1点リードの七回からマウンドへ。八回に味方の失策が絡み、無死三塁のピンチを招いた。同点OKの指示を受け、内野が定位置の守備を敷いた中、「投手としては1点もやりたくないっていう気持ちはあった」とギアを上げた。熊谷から空振り三振を奪うと、続く小幡を三邪飛。最後は代打・糸原を一ゴロに打ち取り、難局を無失点で切り抜けた。

 九回も三者凡退で危なげなく締め、プロ入り後最長となる3イニングを1安打3奪三振、無四球の快投。鮮やかな救援劇で“プロ初セーブ”をマークし、「しっかり準備をしてマウンドに上がれた」と胸を張った。

 大阪出身の右腕にとって懐かしいリズムだった。八回のピンチで聞こえてきたのは阪神のチャンステーマ。「少年野球の時とかよく聞いていた。その曲が流れてるなと思いながら」。それでも集中力は途切れなかった。「そこは勝負の世界なんで、しっかり抑えようと思って投げました」と得点を許さず、鯉党からの拍手を背に受けた。

 開幕ローテ6枠を巡る争いは最終局面を迎えている。開幕投手は床田に決定し、実績のある森下と新外国人・ターノックのローテ入りが濃厚。12日・DeNA戦で完封リレーを完成させた栗林と岡本も一歩リードしているとみられ実質、残すは1枠となっている。

 開幕まで残されたオープン戦は残り5試合。首脳陣の決断に注目が集まる中、新井監督は赤木を「いいものを見せてくれている。そこ(開幕ローテ)も含めて考えたい」とローテ候補の1人として構想していることを明言。今後は森、高らと残り1枠を争わせつつ、ロングリリーフを含め、チームにとって最善の起用法を探っていく方針を示した。

 オープン戦は6試合に登板し、計9イニングを1失点。存在感は増すばかりだ。「一日一日しっかり成長していく中で、開幕(1軍)を目標にしてやっていきたい」と赤木。度胸満点のルーキーが、チーム内の競争を加速させる。

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