広島の新人、勝田が“不動のセカンド”菊池をしのぐ勢い 横山竜士氏は「打撃の対応力」を高評価

 「オープン戦、DeNA4-6広島」(11日、横浜スタジアム)

 ドラフト3位で入団した広島の新人、勝田成内野手(22)が本塁打を含む3安打、1四球の活躍で、開幕レギュラーに猛アピールだ。デイリースポーツ評論家の横山竜士氏は藤浪、庄司、伊勢の3投手からヒットを記録した「対応力」を高く評価。果たして勝田は菊池を超えられるか。

  ◇  ◇

 勝田の対応力には感心させられた。ルーキーだから初見の投手ばかりになるのは当然だが、3安打すべてを違う投手から放った。コンタクトする能力が非常に高い。

 (この試合、2番・二塁で出場した勝田は初回無死一塁で四球。2打席目の三回は先頭打者で藤浪から中前打。3打席目の四回は左腕投手の庄司から中前適時打。4打席目の六回は一死一塁で伊勢の内角球を巧みにさばいて右越え本塁打。計4打数3安打3打点だった)

 最近ヒットが出ず、打率も下降気味だった。そういう状態では打ち気にはやるものだが、1打席目はボール球に手を出さず、四球でチャンスを拡大した。冷静に打つべき球だけをスイングしているという印象だ。

 (勝田はオープン戦全試合に出場。3月に入って5試合ヒットがなかったが、それでも起用され続けているところに、ベンチの期待の高さがうかがえる)

 これまでは7番とか8番という下位の打順で上位につなぐ役回りだったが、この試合は2番に入って自分の役目をしっかり果たした。

 なおかつ本塁打するだけのパンチ力も備えている。走攻守すべてに秀でていることを考えると、レギュラーとして十分に期待できる。打率もまた3割に乗った(・303)のは明るい材料だ。

 そのうえチームを盛り上げる雰囲気をもっているし、体は小さいが立ち姿には華もある。いい選手だ。

 同じ新人では初回に適時打を放ち、依然として好調をキープしている平川がすでに当確状態。

 投手では斉藤汰が連投にチャレンジし、152キロを計測。球威が落ちていないことを確認することができた。赤木も1イニングではあったが、内容が安定していた。

 ドラフトの1、2、3位と5位の4人がいいパフォーマンスを見せてくれた。今年の新人は力があり、貴重な戦力となるのは間違いないだろう。

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