広島・小園 いきなり侍の貫禄弾 今季初シートで右翼ポール直撃に拍手喝采 “非常事態”想定し一塁守備も

 「広島春季キャンプ」(7日、日南)

 広島の小園海斗内野手(25)が7日、今キャンプ初のシート打撃で本塁打を放った。今春は打撃練習で高い弾道の打球を連発するなど、新たな打撃スタイルに挑戦中。守備でも3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向け、一塁を含む複数ポジションをこなすなど、万全の状態で侍に合流する準備を整えている。

 打球が右翼ポール上部に直撃すると、「カンッ」と乾いた甲高い音が球場に響いた。満員の内野スタンドから拍手が降り注ぐ中、小園は大きなストライドで、悠々とダイヤモンドを一周。今季初となった投手との対戦を、「楽しかったです。試合で打てるようにしたいですね」とさらりと振り返った。

 午前と午後に分かれて行われた今季初のシート打撃。“26年初弾”は午後の部で飛び出した。この日の4打席目で、高橋の投じた初球の直球を完璧に捉えると、鋭いライナーが右翼ポールを直撃した。1打席目には床田の変化球を捉えて右前に運んでおり、4打数2安打をマーク。状態は「50%ぐらい。内容はよくなかった」としながらも、順調な調整ぶりをアピール。昨季、首位打者と最高出塁率の2冠を獲得した貫禄を見せつけた。

 チームの得点力アップへ、新たな姿を見せている。昨季は3本塁打。新井監督は「もう少し打てると思う」と長打力の向上に期待を寄せる。指揮官が「バッティングを見ていても、いろんなことを考えながら取り組んでいるのは見てて分かる」と話す通り、今春の打撃練習では昨季までになかった高い弾道の打球を連発。スタンドインする打球も多い。小園自身は「狙ってはいない」とするも、「(長打を)打てたらいい。まずはしっかり捉えられるように」とさらなる進化を誓った。

 WBCに向けても余念はない。この日は遊撃、二塁に加え、自身のファーストミットを装着して一塁の守備にも就いた。実戦への備えはもちろん、そこには意外な配慮もある。「海外なので何があるか分からない。そういうことがあった場合に」と、他の選手の荷物が届かない“非常事態”まで想定し、ミットを用意。不測の事態でもチームの穴を埋める覚悟で、万全の準備を整えていく構えだ。

 キャンプ初日からキャッチボールではWBC公式球を使用。調整については、「例年より前倒ししてはいます。僕は開幕が早いので」と、日の丸を背負う自覚をにじませている。14日からは宮崎市内で行われる代表合宿に合流する予定。“シン・小園”がこれまでにない姿を示す1年にする。

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