広島・常広 クセ球武器に「今井さん」になる!直球シュート回転で逆方向の変化球がより有効に カットボールとの揺さぶりで勝負
広島・常広羽也斗投手(24)が18日、米大リーグのアストロズに移籍した今井達也投手(27)を参考に、飛躍することを誓った。自身の特徴であるシュート回転する直球を今井のスタイルに重ね合わせ、有効活用する方針。逆方向に曲がるカットボールとの組み合わせなど、配球や考え方を手本にする。2023年度ドラ1右腕が独自の武器を磨き、覚醒を狙う。
己の個性を信じ、唯一無二の武器として磨き上げる。常広が理想像として掲げたのは、海を渡った剛腕。「イメージは今井さん。自分の特徴を操れるようになれば、打者も嫌がってくれる」と青写真を描いた。
きっかけは今オフのテレビ番組で耳にした今井の言葉だった。右腕は一般的に良くないとされるシュート回転の直球を肯定。その軌道があるからこそ逆方向に曲がる変化球が、より有効になると説いていた。常広も今井と同じく直球がシュートする性質を持つ。以前から自身の球質をマイナスには捉えておらず、今井の投球を参考にする考えだ。
独特の直球を自在に制球できるようになると、生きてくるのが逆方向へ曲がるカットボールだ。今井が直球とスライダーのコンビネーションで三振を量産するように、常広もカットボールとの揺さぶりで勝負する。「右打者ならシュートして食い込んでいく分、カットが少しでも変化すれば、かなり曲がっているように感じるはず」と分析。横の幅を使った投球術を習得し、飛躍へとつなげていく。
技術の向上を支えるためには体調面が鍵を握る。例年1月は右肩のコンディションが整いにくい傾向にあったが、このオフは肩周りの筋力強化に時間を割いてきた。毎日行うストレッチや筋トレなどで筋肉痛にも襲われたが、「しっかり鍛えられている証拠」と表情は明るい。不安を払拭し、活躍への土台を築いている。
23年度のドラフトで大学ナンバーワン右腕として大きな期待を背負い入団。1年目の9月にプロ初登板初勝利をマークし、さらなる覚醒が期待された2年目の昨季は2勝を挙げたものの、防御率7・96と本領発揮には至らなかった。
今季が3年目。開幕ローテ争いは当落線上で、玉村、岡本らと残された1~2枠を奪い合うことになりそうだ。熾烈(しれつ)なサバイバルを勝ち抜くため、キャンプインからアクセル全開でアピールする構えだ。「最初の実戦で『しっかり練習してきたな』と思われるようなボールを投げたい。そこに向けてさらに状態を上げていきたい」と常広。2年間の悔しさを糧に、結果で進化を証明する。





