広島・菊池 逆襲へ15年目決意「結果を」 二塁死守へ新井監督の言葉に反応 「体は元気」「『負けないぞ』って気持ち」
広島の菊池涼介内野手(35)が12日、静岡県内で矢野、前川、佐藤啓らと行っている自主トレを公開した。若返りを図るチームの中で試合出場への強い意欲をにじませ、そのために結果を追求していく決意を示した。今年で節目のプロ15年目を迎えたが「体は元気」と強調し、ノックなどで軽快な動きを披露した。
結果、結果、結果…。練習後に報道陣の前に立った菊池の口からは何度も「結果」というワードが飛び出した。「監督も言っているように『(ベテランは)結果だ』ということなので。結果が出せるように準備していくまでかなと思います」。その言葉からは意地と自らへの期待感が漂う。静岡の柔らかな日差しに照らされながら、「新しいこともやってるので。楽しみではいます」と笑みを浮かべた。
オフに入って新井監督から発せられたメッセージはベテランたちに重く響いている。昨季終了後、指揮官は「ベテランになればなるほど、結果でものを言ってほしい」と求めた。前日に自主トレを公開した秋山は、その方針に「実力で見せる」と反応。3月で36歳を迎える菊池も「『結果を出さないと出られないってことでしょ?』というだけです」と受け止めた。
昨季は113試合に出場し、打率・251、4本塁打、28打点。好守や勝負どころでの一打で存在感を示してきた。一方で、スタメン出場は96試合にとどまり、プロ1年目以来の規定打席未到達。「出場機会っていうのも少しずつは減っていってる」と感じ取る。
「体は元気」と強調する。今年の目標を問われると「(試合に)出続けること」と力を込めつつ、「イコール『結果』になってくるので。そこだけです」とブレることはなかった。
自身が長年守り抜いてきた二塁の定位置は、羽月やドラフト3位・勝田らが狙っている。「『負けないぞ』って気持ちも、どこか持っておかないと。スイッチが切れちゃったらダメなんでね」。実績や経験値では若手たちより圧倒的に上の立場にいるが、そこにあぐらをかくつもりはない。
その上で「聞かれれば、教えてあげたいし、うまくなってもらいたいと思うし」と年長者としての役割も意識する。実際にこの日もノック中に前川や佐藤啓に助言をする場面もあった。
自身の実力を証明しながら、その座を脅かしてくるかもしれない後輩の成長の手助けも行う。難しい役回りであることは間違いない。それでも菊池の頭の中はシンプルだ。「誰を選ぶのかは首脳陣。結果を出せるように元気良くやるっていうのが一番なので。その中で選ばれるように頑張る」。若手の壁となり、手本であるため、結果で示す。





