広島・大盛 ソフトB近藤、オリ西川らと3年連続合同トレ 「打たないと出られない」一流の極意吸収し左投手対策
広島・大盛穂外野手(29)が18日、来季のレギュラー奪取へ、来年1月は打力アップに時間を割く方針を明かした。1月初旬から鹿児島県徳之島で行われるソフトバンク・近藤、オリックス・西川らとの合同自主トレに3年連続で参加予定で、球界を代表する左打者たちから打撃の極意を吸収する。
一級品の守備と走塁があるからこそ、本気で打撃と向き合うオフにする。自主練習のためマツダスタジアムを訪れた大盛は「やっぱり打たないと試合には出られない。(練習内容は)バッティングがメインになる」とオフの計画を明かした。
7年目の今季は自己最多を更新する102試合に出場。打率・265、3本塁打、11打点とバットで成長を示したが「スタメンをつかめなかった悔しさがある」と満足感はない。
現状打破のため、オフは打撃練習に“全振り”する。来年1月は3年連続でソフトバンク・近藤、オリックス・西川らとの合同自主トレに参加し、打率・209と苦戦した左投手対策を中心に取り組む予定。「どういう意識で打席に入っているのか。打てなくなった時にどう考えているのかを聞けたら」と好打者たちから技術に加え、心構えも学んでいく構えだ。
現在は猛練習に向け、体作りに注力している。「12月は自分のやりたいようにやっているので、1月は全部、技術練習に(時間を)振れるように」と、飛躍への土台作りにも余念はない。
現状、外野のレギュラーはファビアンのみ。残り2枠を秋山、中村奨、末包、野間、ドラ1・平川らと争う構図になっている。「あと何年、野球ができるか分からない。レギュラーをつかみ取って143試合出たい」と大盛。鍛錬の冬を過ごし、来季の大ブレークを目指す。





