広島・中崎8年ぶりV奪還へ筒香の言葉借りチームにゲキ「強い思いを全員が持たないと。ない者はグラウンドに入る資格がない」
広島・中崎翔太投手(33)が25日、マツダスタジアム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1000万増の年俸6200万円でサインした。16年からのリーグ3連覇に貢献した右腕は、24日にDeNA・筒香が発した言葉を借り、8年ぶりのV奪還への思いを熱く述べた。自身はあと3ホールドに迫っている球団史上初の100セーブ&100ホールド達成で、チームに貢献する決意だ。(金額は推定)
タフな場面を切り抜けてきた成果が報われた。中崎は「しっかり評価していただいた。1年間1軍で戦えたところは良かったと思います」と2年ぶりの昇給に充実感を見せた。
中継ぎ投手ではチーム最年長。2年連続のBクラスからの巻き返しに向けて、必要な要素を問われたベテランは、DeNA・筒香の言葉を借りてナインに呼びかけた。
筒香は24日の契約更改交渉後、優勝に向けて思いを口にした。「強い思いを全員が持たないといけない。その思いがない者はグラウンドに入る資格がない」。選手、スタッフ全員に呼びかけるように説いた。
中崎は「記事で拝見しましたが、本当にそうだと思いました。全員がそういう気持ちでやらないといけないと、僕も思っている。それが練習や私生活の行動にも出てくる」と強く共感した。
守護神として16年からの3連覇に貢献。徹底した自己管理に加え、個々の強固な熱意がチームの結束力に直結することを肌で感じてきた。歓喜を知る男は覇権奪回への思いを熱い口調で訴えた。
ここから年末にかけ、選手たちはイベント出演もある。ただ、優先順位は間違ってほしくない。「オフに入って楽しいこととかが増えてくると思うけど、一番上に絶対、野球がないとダメだと思う。この期間にどれだけ野球のことを考えて過ごせるか、というところをチーム全員が考えてやっていかないといけない」と発信した。
今季は7年ぶりに50試合以上(51試合)に登板して3勝2敗14ホールド、防御率2・36。役割は勝ちパターンにつなぐまでの六回や、同点の終盤など多岐にわたった。「試合前に『今日はこういう展開で行くかな』と予想したり、毎日、新鮮な気持ちで試合に入れた」と、出番が流動的な中でも存在感を発揮。栗林が先発転向する来季は、今季以上の躍動が求められる。
16年目の26年は大きな節目を視界に捉える。現在、通算97ホールド。すでに115セーブを記録しており、通算100セーブ&100ホールド達成なら史上10人目、球団では初となる。「そこへの思いは特にはない」としつつも「僕もそのポジション(勝ちパターン)を争って、勝ち取っていけるようにやっていくだけ」と闘志を燃やした。逆襲の実現へ、勝利を渇望する男が心血を注ぐ。





