広島・高 先発ローテ獲りへ球速アップだ MAX151キロ更新へ「まだまだ伸びる。限界を目指したい」 勝負の3年目へ

 「広島秋季練習」(30日、マツダスタジアム)

 広島・高太一投手(24)が30日、11月1日から宮崎県日南市で始まる秋季キャンプのテーマに「自分超え」を掲げた。大商大時代に計測した自己最速151キロを更新し、平均球速アップを目指す考え。今季3勝をマークし、飛躍へのきっかけをつかんだ左腕が熾烈(しれつ)な先発ローテ争いに挑んでいく。

 過去の自分を超えた先に、思い描く理想の姿がある。目指すのは打者をねじ伏せる直球。高は自身の球速について、「まだまだ伸びると思っている。これまでの線引きをせずに限界を目指したい」と力を込めた。

 2年目の今季は大きな進歩を示した。プロ初先発だった8月1日・中日戦(マツダ)で6回1失点の好投。プロ初勝利を挙げると、そこから抜群の制球力を武器に無傷の3連勝をマークし、一時は先発ローテを支える存在になった。

 一方、1軍の洗礼も浴びた。9月以降は4試合に登板し、0勝2敗、防御率3・26と苦戦。「最初は勢いでいけた部分もありましたけど、だんだん厳しい球を振ってくれなくなった。球威で押せない分、もっと厳しいところに投げないと、と思ってしまって、カウントを悪くしたことが増えてしまった」とプロの壁にぶち当たった。

 課題克服のため、今秋は平均球速の向上をテーマに掲げる。自己最速は大商大3年時に計測した151キロ。「(更新を)足踏みしているので」と苦笑いを浮かべつつ、「MAXを上げるだけで平均も底上げされると思う。出力を上げていきたい」とファウルを打たせ、カウントを整えられるような直球を目指す。

 球速アップに近道はない。11月1日から始まる秋季キャンプでは、筋力アップと投げ込みを軸に汗を流す。「試合でも疲れた中で投げるし、肩肘張ったりとか何かしらありながら投げてナンボ。プロの世界で1年間頑張るために、この秋しっかり投げ込んだ中で実戦に臨みたい。体はずっといじめ抜いていきたい」と体に負荷をかけながら自身の成長を促していく。

 27日に閉幕したみやざきフェニックス・リーグでは、シーズン最終登板で右足首付近に打球を受けた影響で、1試合の登板に終わった。その間、先発転向に挑戦している岡本、辻らがアピールに成功。「めちゃくちゃ焦りました。負けられないです」とキャンプでの巻き返しを誓った。

 すでに来季へ向けた競争は始まっている。「開幕から1軍で1年間ローテーションを回れるようなピッチャーにはなりたい」と高。現状に満足せず、さらなる高みを目指す秋にする。

 ◆広島の来季先発ローテ争い 来季の先発ローテは今季と同様に森下、床田、大瀬良の3人が軸になりそうだ。1年間ローテの座を守って自己最多7勝をマークした森と、先発転向の栗林がそれに続く構図。高は玉村、常広、アドゥワに加え、今秋から先発挑戦中の岡本、辻らとの競争に身を置く。チームは今年、32年ぶりに2桁勝利達成者不在。窮状の打開へ、投手陣の再整備が欠かせない。

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