広島・大盛 センター奪取だ!「奨成より数字残していかないと出られない」対抗心メラメラ 苦手の変化球への対応力磨く

 「広島秋季練習」(20日、マツダスタジアム)

 レギュラーを狙い打つ。広島の大盛穂外野手(29)が20日、マツダスタジアムで行われている秋季練習に参加し、今秋のテーマに「狙った球を打つこと」を掲げた。苦手としている変化球への対応力を上げることを目指す。同じ外野手で、今季に飛躍のきっかけをつかんだ中村奨に対抗心を燃やし、定位置取りへの足場を固めていく。

 10日から始まった秋季練習も第3クールに突入した。野手の参加者は6人という少数の中、大盛はこの日も黙々とバットを振り込んだ。見据えるのは来季の定位置争い。「また来年は0から。なんとかレギュラーを獲りたいですね」と力を込めた。

 今年の歩みには手応えがある。今季は7年目にしてキャリアハイの102試合に出場。6月にはスタメンにも定着するなど、打率・265、3本塁打、11打点の成績を残した。7月以降は中村奨に中堅のポジションを譲る形となり、「あそこで守り切れなかったのは実力不足」と反省しながらも「去年まではそういうのもなかった。まず第1歩目として良かったかなと思います」と振り返る。

 一時期ではあるが、試合に出続けて伸びしろを感じたのが「甘いカウントで変化球を仕留める技術」。元々、変化球への対応が苦手で三振が多かった。現在の打撃練習では「変化球を狙って、真っすぐを逆方向にはじき返す。変化球は引っ張りにかかる」というように、狙い球を定めて対応力を磨く取り組みに汗を流す。

 定位置獲りを目指す上で最大のライバルは中村奨。「奨成より数字を残していかないと出られない」と自覚し、「僕がセンターを取って、奨成がライト、レフトに行く形が僕にとっては理想なので」と鼻息が荒い。その意気込みをバットに乗せ、さらなるレベルアップを図る。

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