広島・上本 涙の最終打席 足をかばいながらも全力疾走 13年間のプロ生活「幸せ過ぎますね」

 「広島1-3ヤクルト」(4日、マツダスタジアム)

 グラウンド全体が、かすんで見えた。広島・上本崇司内野手は代打で打席に入る前から目を真っ赤にしていた。「ネクストに立つと、いろんなことがよみがえってきて。我慢したんですけど、ダメでした。もう野球ができないんだって思うと…」。現役最終打席に涙があふれ出た。

 1日に戦力外通告を受けて、現役引退を表明。この日が最後の花道だった。現在もリハビリに身を置く中、七回1死で遊ゴロ。足をかばいながら懸命に一塁まで駆け抜けた。試合後には家族から花束を受け取り、仲間たちから胴上げされた。「もう感無量です。こんな僕が幸せ過ぎますね」と感慨深く13年間のプロ生活を振り返った。

 「ご迷惑ばかりかけてきた選手ですが、本当にカープファンの皆さんには感謝しかありません」と上本。大好きなチームメートに送り出されて、カープに別れを告げた。

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