広島 上本崇司、松山竜平、田中広輔ら大量8人に戦力外通告 上本は引退示唆「正直体はボロボロ、悔いはない」松山と田中は現役続行希望
広島は1日、上本崇司内野手(35)、中村健人外野手(28)、宇草孔基外野手(28)、松山竜平外野手(40)、田中広輔内野手(36)、河野佳投手(24)、赤塚健利投手(24)、育成の小林樹斗投手(22)に来季の契約を結ばないことを通達したと発表した。
上本は広陵から明大を経て、12年度ドラフト3位で入団。粘り強い打撃と内外野をこなせる器用さ、そして気迫あふれプレーで長くチームを支えてきた。今季は5月20日に1軍昇格を果たすも8月2日に2軍降格。1軍では20試合の出場にとどまっていた。
マツダスタジアムで報道陣に対応した上本は「13年間、野球をやらせていただいた。正直体はボロボロなので、悔いは全然ない。もう頑張らなくていいという気持ちが強いです」と引退を示唆し、涙を見せることなく心境を明かした。
また、16年からのリーグ3連覇を支えた松山と田中は来季の構想から外れ、ともに引退試合を打診されていたことが判明していたが、現役続行を希望。新天地を模索する。
田中広は通算1202試合に出場し、打率・256、69本塁打、348打点、131盗塁。走攻守で活躍したが、今季は14試合の出場にとどまった。
松山は左の強打者として代打でも活躍。1303試合の出場で通算打率・278。今季は1軍出場がなかった。
また、法大から19年度ドラフト2位で加入した宇草は涙が止まらず「カープに獲っていただいて、結果を出せずに、申し訳ないなという気持ちを伝えました」と言葉を絞り出した。21年は43試合の出場ながら打率・291、4本塁打、14打点とブレークしかけた。だが、伸び悩み、昨季は3本塁打も今季は1軍出場がなかった。




