広島 床田寛樹がまさかの7失点大炎上で2回KO 2年ぶりの大量失点に本拠地静まりかえる 防御率2点台の左腕が思わぬ展開に

 「広島-DeNA」(2日、マツダスタジアム)

 広島の床田寛樹投手が2回で今季ワーストの7失点を喫してKOされた。

 立ち上がりからDeNA打線につかまった。初回1死から桑原に三塁線を破られる二塁打を浴びると、続く佐野への初球カットボールが甘く入り、右中間席への先制8号2ランを被弾した。

 二回もDeNA打線を止められない。1死一、二塁から蝦名に左中間への適時二塁打を浴びると、続く桑原も左前適時打。佐野には左犠飛を許すと、オースティンには左中間席への特大13号2ランを許し、マウンドで立ち尽くした。

 床田の7失点は23年8月10日以来。今季はここまで22試合に登板し、9勝8敗、防御率2・23。前回8月26日・巨人戦では、今季6度目の完投となる9回1失点の好投で9勝目をマーク。自身3年連続2桁勝利に王手をかけ、この日を迎えていたが、まさかの大炎上となった。

 ベンチに戻ると呆然とグラウンドを見つめた左腕。その裏、打席が回ってきたところで代打が送られた。直前には新井監督が自ら歩み寄って声をかけ、肩をたたくシーンもあった。

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