広島・末包 4番の仕事だ特大V弾!「アメフト級」パワーさく裂 1カ月ぶり8号ソロ「甘い球を仕留められた」
「広島2-1中日」(3日、マツダスタジアム)
ないもんねだりしてるほどヒマじゃねぇ、あるもんで最強の闘い方探ってくんだよ-。広島・末包昇大外野手が人気アメフト漫画「アイシールド21」の名言を体現するような大アーチをかけた。大砲が有する特大パワーを遺憾なく発揮して左翼への勝ち越し8号ソロ。「1打席目で打てよと言う話だけど、状態自体は悪くなかった。その中で甘い球を仕留められた」と大きな胸を張った。
1-1の六回1死での3打席目で相手先発・松葉の高めに浮いてきたカットボールを強振し、捉えた打球は左翼席上段に飛び込んだ。7月1日・ヤクルト戦以来、自身約1カ月ぶりの一発。「とにかく強い当たりを増やしていこうと取り組んでいた」と明かし、パワーを最大限に生かす練習の成果が出た。
1日の試合前練習中には新井監督から直接指導を受け、自らの打撃フォームの映像も一緒に見て感覚をすりあわせた。直近は4戦連続で4番を託されており、「スイング軌道に対しての監督なりのアドバイスがあって、いい軌道にバットを入れることができた」とうなずいた。
今カードは期間限定のアメフト風ユニホームで戦ったことから本塁打後にベンチへ帰ってきた際には「大好き」と語る漫画「アイシールド21」を表現したポーズを披露。九回にはレシーバーばりのジャンピングキャッチを見せて試合を締めた。勢いづき始めた末包がチームを“タッチダウン”へ導き続ける。





