広島が引き分け挟んで3連勝!中村奨成が逆転決勝2ラン 甲子園のスター対決で奥川から一撃「打った瞬間入ると思った」大瀬良が3勝目
「広島2-1ヤクルト」(2日、マツダスタジアム)
広島が引き分けを挟んで3連勝となった。中村奨成外野手が決勝の逆転2ランを放ち、先発・大瀬良大地投手が3勝目を挙げた。
一振りでひっくり返した。0-1の三回1死二塁。1番起用された中村奨成が打席に立つと、相手先発・奥川の初球スライダーを強振。ライナー性の打球は左翼席の看板を直撃し、価値ある逆転弾となった。この一発が中村奨自身3号目で、シーズン自己最多本塁打を更新した。
中村奨は広陵3年時の2017年に夏の甲子園大会で準優勝。奥川も19年の夏の甲子園で準優勝だった。あの夏をわかせた甲子園のスター同士の対戦で最高の結果を残した。
お立ち台で中村奨は「チャンスだったのでランナーを返せるように。思い切ってヤマはっていきました」と語った。「打った瞬間、入ると思いました」と振り返り「スタメンで出してもらっているので、何とか力になれるように。1日、1日必死にやるだけ。良い結果が続いているので自分もうれしい」と明かした。
先発・大瀬良は5月14日・巨人戦以来、約2カ月ぶりの白星となる3勝目。初回に並木に先頭打者弾を浴びるも、三回~六回は相手打線を無安打に封じ込めて安定した投球を披露した。「守るんじゃなくて攻めていけた」とお立ち台で語った大瀬良。「きょうはカットボールが軸で、そこを軸にしながら組み立てていくことができた。きょうは良い内容で終わることができたので、続けていきたい」と振り返った。
広島は交流戦をセリーグ1位となる9勝9敗で乗り切ると、リーグ戦再開後は3勝1敗1分け。首位・阪神を追走していく。





