広島・37歳秋山 世代交代の波にあらがう!大盛&中村奨ら台頭で直近5戦は代打出場 「一打席でも、一試合でも」

 広島・秋山翔吾外野手(37)が25日、世代交代の波にあらがうことを誓った。交流戦中は大盛、中村奨の活躍もあって、先発出場は5試合にとどまった。直近5試合は全て代打で出場し、いずれも凡退と苦戦が続いている。与えられた出番で結果を残し、巻き返しを図る。

 その口ぶりからは、現状打開への強い危機感が感じられた。秋山はここまでを振り返り「いろんな人の潮目が変わっているというか。ただチーム内で競争があることは最初から分かっていることで、驚くことではない。個人的にはもうちょっと『いろんな面で頑張りたかったな』というのはある」と現状を捉えた。

 古巣・西武時代の15年から5年連続でフルイニング出場。広島加入後も主力として戦い続けてきたが、自らの立ち位置は変わりつつある。「日本では、こういう状況になったことはなかったと思う」と率直な思い吐露した。それでも初めて経験する時間を力に還元していく。

 「いろんなモノを初体験している感じはある。この時期に経験したかったかと言われると、したかったわけではない。だけど、それさえもプラスになるようにやらないと、先もないかなと思う」

 ここまで23試合に出場して打率・246、1本塁打、1打点。交流戦では大盛、中村奨の活躍もあり、直近5試合はいずれも代打出場。スタメンだった12日・ロッテ戦を含めると、ここ6試合で計10打数無安打と快音から遠ざかっている。代打の難しさを問われても「簡単な状況で試合に出ている選手はいない。(出番が)先か後かというだけ」と言い訳はしなかった。

 百戦錬磨の経験を持つ37歳は「一打席でも、一試合でも(首脳陣から)名前が挙がるような準備をしてやっていきたい」と抜かりなく戦闘態勢を整える構え。直面する世代交代の波にあらがい、存在価値を高める。

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