広島・新井監督、楽天・三木監督がメンバー表交換で審判団と話し合い 前日初回のプレーでは審判団が混乱

 矢野(右)にアドバイスを送る新井監督(撮影・坂部計介)
 試合前、笑顔で話す浅村(左)と秋山(撮影・坂部計介)
 試合前、笑顔で話す小園(左)と辰己(撮影・坂部計介)
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 「広島-楽天」(21日、マツダスタジアム)

 試合前のメンバー表交換で広島・新井貴浩監督、楽天・三木肇監督が審判団と話し込む場面があった。

 山口球審ら審判団から説明を受けるような形となり、新井監督は耳を傾けながらうなずく場面もあった。その後も話し合いが継続され、約1分後に輪が解けて、両監督はベンチへと下がった。試合は定刻より1分遅い、14時01分開始となった。

 両軍を巡っては前日の試合で初回の楽天の攻撃中のプレーを巡って審判が混乱し、場内が騒然とする場面があった。

 初回無死一塁で、楽天・小深田の打球は右前に落ちそうな打球を放ち、右翼手・末包がダイレクト捕球したかに見えたが、一塁塁審の山口審判員はワンバウンドのジェスチャーを示した。一塁走者の村林は右飛と判断して一塁に戻り、右翼の末包は一塁に送球。一塁のモンテロが一塁ベースを踏み、打者走者がアウトになったと判定された。その後、モンテロは一塁上に残った一塁走者にもタッチした。

 ここで新井監督が一塁上での判定を巡ってリクエストした。リプレー検証の結果、審判は「検証の結果、一塁走者をアウト。1アウト一塁で試合を再開します」と説明したが、これに新井監督が再び説明を求めた。

 ここで再び審判がグラウンド上に集まり協議。その後、場内に「最初、打者走者をアウトにしましたが、実際打者走者はセーフで一塁走者がアウトになりました。そのためリクエストの回数にはこれは入れません」と説明。これに対して今度は楽天・三木監督が説明を求めたが、1死一塁(一塁走者は小深田)で試合が再開していた。

 試合は4-0で楽天が勝利していた。

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