広島にアクシデント 遊撃・矢野と左翼・ファビアンが激突 担架が運び込まれる緊急事態 勝ち越し許す

 「広島2-5阪神」(30日、マツダスタジアム)

 広島守備陣にまさかの乱れが生じた。

 同点の五回2死一、三塁から、阪神・森下の打球は遊撃後方に上がり、左翼・ファビアンが懸命に前進し、遊撃・矢野も全力で背走したが、両者が捕球寸前で激突する形となり、打球は左翼グラウンドを転々とし、その間に2者が本塁に生還した。記録は遊撃・矢野の失策となった。

 一時両者は起き上がれず、グラウンドに担架も運び込まれるなど騒然とした空気が流れたが、無事にプレーを続行することになり、スタンドからは温かい拍手が送られた。

 ファビアンは六回の第3打席で遊ゴロに倒れると、七回の守備から中村奨と交代となり、ベンチに退いた。

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