広島・大瀬良 6年ぶり鬼門突破じゃ!19年9月以降は神宮11戦0勝6敗 「良いイメージを持って入っていきたい」
「ヤクルト(降雨中止)広島」(6日、神宮球場)
“鬼門”突破じゃ!7日・ヤクルト戦(神宮)で先発する広島の大瀬良大地投手(33)が6日、同球場での6年ぶりの白星に向け、室内練習場で最終調整。「やれることを精いっぱいやって、試合をつくっていければと思います」と力強く意気込んだ。
神宮で最後に勝利投手になったのは、19年7月26日。6回2失点の好投だった。以降は、計11試合に登板し、0勝6敗と勝ち星に見放され続けている状況。それでも今季初登板の4月2日・同戦では、トンネル脱出の兆しが見えた。初回に1点を失うも、5回5安打1失点の粘投。「一度投げているので、良いイメージを持って入っていきたい」と6年ぶりの勝利へ力を込めた。
鯉のエースは今季も安定感抜群。ここまでは援護に恵まれず、5試合で1勝2敗と負けが先行しているが、防御率は1・97。特に直球は「継続して良い感覚で投げられている」と手応えを感じており、コースを丁寧に突く熟練の投球術が光る。
チームは5日の同戦で快勝し、今季9戦目にして関東地方の球場で初勝利。負のジンクスを打ち破り、連勝を3に伸ばした。その追い風にも乗っていきたい。「感覚は悪くない。しっかり自分の仕事をして、チームが勝てるように頑張りたい」と大瀬良。嫌なイメージを吹き飛ばすような快投で、関東の鯉党に勝利を届ける。





