広島 痛恨サヨナラ負けで6連敗 延長十二回2死からまさか… 打線は悪夢のワースト16残塁 関東地区でまったく勝てない8戦全敗
「巨人4-3広島」(1日、東京ドーム)
広島が今季3度目のサヨナラ負けで今季ワーストを更新する6連敗となった。延長十二回、ルーキーの岡本が踏ん張れなかった。打線も計4度の満塁機でいずれも無得点というまさかの大拙攻だ。
勝ちが無くなった延長十二回裏、先頭の代打・若林に左前打を浴びた。泉口を併殺打に仕留めたが、2死からキャベッジに安打を許し、吉川に右翼線へサヨナラ打を浴びた。
打線は初回に相手先発・田中将を打ち崩した。2死から5連打。右手中指骨折から復帰し、この日が今季初スタメンだった坂倉が先制適時打を放つと、ファビアンと菊池も続いて適時打とし、3点を先制した。しかし、その後は大拙攻の残塁地獄。初回、三回、四回の満塁機はいずれも生かすことができず、四回終了時で10安打を記録しながら、11残塁となった。
攻めあぐねている内に先発・ドミンゲスが二回と三回に失点。なんとか5回2失点でまとめたものの、2番手としてマウンドに上がった森浦が六回にキャベッジに同点ソロを被弾。初回のリードを守り切ることに失敗した。
その後、3-3の九回に相手の悪送球などで無死満塁の大チャンスを迎えるも、ファビアンが遊ゴロ本塁併殺、菊池が遊ゴロに倒れた。計4度の満塁機で無得点というまさかの攻撃となった。延長に入っても好機を生かせず、悪夢の16残塁は今季ワースト記録だ。
広島は3、4月を12勝12敗1分けで終えていた。この日はスタメンを大幅に入れ替え、1番・小園、3番・野間、5番・坂倉、8番・田村の4人が今季初めての打順に入った。これで今季は関東の球場で8戦全敗。昨季から関東では20戦16敗という悲惨な状況となっている。