広島・二俣「アリかな」 新兵器・魚雷バット試し打ち好感触! ここまで打率・155、1本塁打…導入も視野に最善策模索

 魚雷バット(白)と通常バットを手にする二俣(左)
 魚雷バットでフリー打撃を行う(撮影・向亮祐)
 田村(左)と守備練習を行う二俣
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 「広島(降雨中止)ヤクルト」(22日、マツダスタジアム)

 マツダでのヤクルト戦が雨天中止となった22日、広島・二俣翔一内野手(22)が打撃練習で魚雷バットを試し打ちし、好感触をつかんだ。「自分は嫌ではなかったですね。何本か試したいのでメーカーにもお願いしていて。いろいろ試していきたい」と語った。

 魚雷バットの形状は芯部分が最も太く、ヘッド部分に向かって細くなっている。この日、試作品がチームに届き、感覚を確認。「(自分の傾向として)バットの根元に当たることが多いので、使ってみたいなというのはあった」と説明した。

 実際にスイングした結果「さばきやすいというかハンマーみたいな感じ。振り切った時もバットの先の遠心力でビュンって振れていたなと。自分的にはアリかなと感じました」とプラスに捉えた。

 二俣は現在33・5インチ(85・09センチ)、重さ880グラムのバットを試合で使用中。同じ型をメーカーに発注したという。ここまで18試合に出場して打率・155、1本塁打。新バットは打力向上につながる可能性もあるが、一方でシーズン中の変更には「練習で使ってから、考えようかなと思う」と慎重な姿勢を示した。

 前カードの阪神3連戦では計8打数1安打。18日の同戦では14球粘って四球をもぎ取る粘りを見せた。ただ「粘る意識が強過ぎて、逆に甘く入った変化球を全部ファウルにしてしまっていた部分があった」と分析する。“新兵器”導入も視野に最善策を模索していく。

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