広島 激闘制した後、新井監督が見せたワンシーン 殊勲のヒーローに最敬礼もw故障者続出でも勝率5割の要因?

 「中日1-2広島」(10日、バンテリンドーム)

 広島が逆転で延長戦を制し、勝率5割に戻した。開幕から4カードを終え、負傷者が続出したチームへ粘り強い戦いを見せている。試合後、新井監督の人柄がにじむシーンがあった。

 延長十一回、代打・野間が右翼フェンス直撃の適時三塁打を放った。代走の羽月が三塁ベースを越えて転倒するハプニングはあったが、無事、決勝のホームを踏んだ。

 試合後、新井監督はベンチ前で野間に最敬礼した。どこか悪そうな笑みも浮かべているが…。指揮官は「打ってよし、顔よし、野間たかよし。ということで」というコメントを2度繰り返した。「スタメンでも良い仕事をしますし、ここぞというところでもいい仕事をしてくれますし」とベテランをたたえる。

 チームは坂倉が負傷離脱するなど開幕前から暗雲が漂った。さらに開幕カードではいきなりの連敗スタート。それでも動じることなく、開幕4カードを終えて勝率5割をキープしている。チームの雰囲気を良くする新井監督のマネジメントも一つの要因と言えそうだ。

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