広島・秋山 3・1楽天戦からの開幕ロード「しっかりとしたモノを見せていく」 打撃もチームも整える

 広島・秋山翔吾外野手(36)が27日、3月からのオープン戦で自身の状態とチームを整えていくことに意気込んだ。3月1日のオープン戦・楽天戦(倉敷)で今年初の対外試合に出場予定。キャンプでは首脳陣から調整を一任され、順調な仕上がりを披露。若手のサバイバルが激化する状況下でチームを束ね、自身も健在ぶりを示す。

 チームに欠かせぬピースであることを証明する1カ月が、幕を開ける。3月1日・楽天戦(倉敷)で今年初の対外試合に臨む秋山は「打席に立たないと分からないこともあるし、出て気づくこともあると思う」と見据えた。実戦を通して得られる収穫を基に、仕上がり具合を高めていく。

 1軍キャンプでは菊池と2人、調整を一任されてきた。沖縄での対外試合出場はなかったが、25日のシート打撃では床田から快音を響かせるなど、開幕に向けた足取りは順調そのものだ。「任されていたということはある程度、結果で応えたり安心してもらったり『やっぱり使おう』と思わせる部分が出てくる。それをこれから出していくというか」。走攻守で健在ぶりを示し、主力としての存在感を発揮する。

 その過程の中ではチーム全体を俯瞰(ふかん)する役割も担う。若手たちはキャンプで猛練習に明け暮れ、必死に汗を流してきた。ここからは1軍生き残りを懸けたサバイバルが本格化。同時に3月は試合を通じてチームの成熟度を高めていく時期でもある。

 「ガムシャラにいろんなことをやっていく選手を整えながら、プレーを整えて指摘していくというか。その中で自分たちもしっかりしたモノを見せていくことになると思う」と秋山。豊富な経験を踏まえ、本番までの期間でナインの軸となっていく。

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