広島・田村ノーステップ打法に急きょフォーム大改造 対外試合5戦18打数無安打…1軍生き残りを懸け敢行

 フリー打撃で、ノーステップ打法に挑戦する田村(撮影・市尻達拡)
 フリー打撃を終え、ヘルメットをとる田村(撮影・市尻達拡)
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 「広島春季キャンプ」(25日、沖縄)

 広島・田村俊介外野手(21)が25日、1軍生き残りを懸けて大幅な打撃改造を敢行した。24日のオープン戦・中日戦までは右足を上げるフォームだったが、朝山打撃コーチから提案を受けてノーステップ打法に変更した。

 キャンプ中の対外試合は5試合で18打数無安打。「反動を使おうとして、背中を投手側に向けていた。あとはバットを動かしてヘッド(の重さ)を感じようと思って取り組んでいたけど、(バットを)引く方向を間違えていた」と不振の要因を分析。背中側ではなく、捕手方向に真っすぐトップの位置にバットを持っていく意識付けとして、足を上げないスイングを繰り返した。

 それが奏功し、シート打撃では床田から中前打。「真っすぐトップを取った方が、(球が)見やすいなと。意識してやっていかないといけない」。始動して体をねじると、バットが外から出てしまう。「変化球も今まで以上に曲がっているように見えたりする」と目線のブレが生じるため、矯正に取り組んだ。

 今後は足を上げるフォームに戻す考え。ただ「もし迷ったら、戻してやっていけたら」と不振時の打開策にしていく。「見逃し三振や、中途半端なスイングで終わったりする打席を減らしていきたい」と3月のオープン戦を見据えた。

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