広島・栗林 誓った被弾ゼロ 昨季3被弾で全敗、今年解禁の“牛骨バット”に危機感 「全球種で勝負したい」
広島・栗林良吏投手(28)が20日、今季の被本塁打ゼロを誓った。マツダスタジアムに隣接する屋内練習場での合同自主トレで汗を流し、「自分が今投げてる立場であれば、一発は警戒しないといけない」と決意を新たにした。
昨季は3本塁打を浴び、その全ての試合で敗戦投手となった。「去年は(ボールが)飛ばないと言われた中でも、自分は打たれている」と反省。今季からは、表面が硬いとされる牛骨による表面加工を施されたバットが解禁される予定なことにも触れ、「そう考えたら今年はもっと打たれる可能性がある」と危機感を募らせている。
難攻不落の守護神を目指すため、全球種のレベルアップを目指す。持ち球である直球、フォーク、カーブ、カットボールを「全てが勝負球だと思っている」と断言。「一つ一つの球種をレベルアップさせないといけない。全球種で勝負したい」と変幻自在な投球で試合を締めくくるつもりだ。
昨年10月に受けた右肘関節の手術からは順調な回復ぶりを示している。「去年、一番僕の中で肘の痛みを感じやすかった」と振り返るカーブを、すでにキャッチボールで解禁。来週にも立ち投げでのブルペン入りを示唆するなど、「感覚はかなりいい」と着実に歩みを進めている。「カーブに限らず、痛みがなくなるのがベストな状態」。手術を経て、進化した姿でマウンドに帰還する。





