広島、今季3度目の引き分け 新井監督「全員よく頑張ってくれた」

 12回を戦い終え、スタンドに手を振る新井監督(撮影・市尻達拡)
 先発し力投する九里(撮影・市尻達拡)
 11回を無失点で終えたナインを出迎える栗林(中央)ら(撮影・市尻達拡)
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 「中日0-0広島」(28日、バンテリンドーム)

 広島は投手陣が奮闘を見せ、延長十二回引き分けに持ち込んだ。

 先発・九里は開幕から5戦未勝利となったが、7回無失点の好投。後を受けたブルペン陣も再三のピンチを切り抜け、延長十一回は森浦が1死満塁を無失点でしのいだ。打線はベテラン・松山を今季初スタメンで起用。6安打を放って終盤は好機もつくったが、あと1本が出なかった。試合後の新井貴浩監督(47)の一問一答は以下の通り。

  ◇   ◇

 -リリーフ陣が踏ん張った。

 「ねえ。本当、ナイスピッチング。全員よく頑張ってくれたと思います。亜蓮(九里)も何とか勝ちを付けてあげたかったんですけどね。ナイスピッチング。その後も、みんなよく耐えた」

 -打線は無得点だったがチャンス自体はつくった。

 「点は取れなかったけど、各打者がすごいいいアプローチ、いい反応ができていた。捉えたいい当たりがたくさんあったんで、野手の正面にいったということで。ドラゴンズもピッチャー陣が強力なので、結果的にヒット6本で点が取れなかったけど各打者はいい反応をしていた」

 -延長十一回は森浦が登板。1死一、三塁で申告敬遠の選択は守りやすさを考えて。

 「そうよね。やっぱりそのままだとタッチプレーになるから守りを考えて申告(敬遠)して。森浦も本当に素晴らしいピッチング。彼は去年、悔しい思いをしていたと思うんで、今年は本当にいいモノを見せてくれている」

 -4番に松山を起用。

 「ちょっと、松山さんの力を借りようと思ってね。(七回先頭で右前打を放ち)フォークだったかな。ナイスバッティングだと思います」

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