広島・九里 快幕デモ7回途中2失点 スプリットも深まる自信「イメージとマッチしつつある」

 6回を三者凡退に抑え、笑顔でナインを迎える九里(撮影・中島達哉)
 6回、力投を見せる(撮影・中島達哉)
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 「オープン戦、日本ハム4-4広島」(12日、エスコンフィールド)

 シーズンさながらのイニングを投げながら、確かな収穫を持ち帰った。開幕投手に決まっている広島先発・九里亜蓮投手(32)が7回1/3を2失点(自責点1)。オープン戦ではプロ入り最長となる投球回を消化し「ゾーンでしっかり勝負しようと思った。(捕手の)坂倉と試合中も話しながら(投球が)できたので良かった」と充実の表情で96球を振り返った。

 三回に1点を献上するも、序盤からテンポ良く腕を振った。走者を出してもリズムは乱れない。打者28人中、24人に初球ストライクを奪い、主導権を握り続けた。

 完全習得を目指すスプリットチェンジにも自信が深まった。二回1死。カウント2-1からスプリットチェンジで万波から空振りを奪うと、続く5球目はフォークで空振り三振に斬った。これまで持ち球にしていたチェンジアップより速い球速帯で右打者の内角へシンカー気味に落ちる軌道。「あんまり落とさないようにしようと思ったら落ちなかったし、落とそうとしたら落ちたものもあった。イメージとマッチしつつあるのかなと思う」と操れる割合が増えてきたことに納得顔を見せた。

 開幕までは、残り1試合の登板を予定する。「きょうはあまりスライダー、シュートを操れていなかった。新しい課題としてやっていければ」と九里。本番でベストパフォーマンスを発揮すべく、最後の仕上げに入る。

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