広島・ドラ5赤塚 飛躍の裏にスシローパワー 部の方針でバイト 収入→肉体改造の味方に

 仮契約を終えガッツポースをする赤塚
 195センチの長身が目立つ赤塚(右)と松本スカウト
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 広島のドラフト5位・赤塚健利投手(22)=中京学院大=が15日、名古屋市内で契約交渉に臨み、契約金3500万円、年俸700万円で合意した。195センチの長身から繰り出すMAX153キロの速球が武器の右腕。高校時代の指名漏れから4年、飛躍の裏に寿司チェーン「スシロー」の存在があった!?(金額は推定)

 仮契約を終え赤塚は晴れやかな表情で金びょうぶの前に立った。

 「小さい子がこういう選手になりたいと思うような選手に。チームからここ一番で任せられるような投手になりたい」

 ようやくたどり着いた。4年前、中京学院大中京3年夏に甲子園出場。長身から投げ下ろすボールに注目が集まり、プロ志望届を提出したが指名漏れ。悔し涙に暮れた。大学進学後も伸び悩んだ。

 2年春。「何かを変えないといけない」と気づいた。それまで嫌いだったウエートトレーニングを採り入れ、栄養学を独学で学び、食事から変えた。サプリメントも摂取するようになった。そんなとき“味方”となってくれたのが、スシローでのアルバイトだった。

 野球部の方針で、社会勉強のためにアルバイトをする。多い時で週3度のホールスタッフ。そこで得た収入を食費やサプリメント購入に充てた。195センチ、109キロの恵まれた肉体ができあがった。

 「3割くらいはスシローでできています(笑)」

 おかげで、先発して九回になっても150キロを計測するスタミナに加え、MAX153キロと球速アップにつながりプロへの道が開けた。「球速はまだまだ伸びると思う。160キロをいずれは目指して」。元中日・川上憲伸似のイケメンは力強く次なる夢を口にした。

 ◇赤塚健利(あかつか・けんと)

 ◆生まれ 2001年7月1日生まれ、22歳。静岡県磐田市出身。

 ◆球歴 小1で野球を始めポジションは捕手、中学は掛川シニアで投手兼一塁手。岐阜・中京学院大中京では投手。3年夏に甲子園出場、リリーフでベスト4に貢献。

 ◆球種 ストレート、カーブ、ツーシーム、スプリット、フォーク。MAXは153キロ。

 ◆サイズ 195センチ、109キロ。

 ◆身体能力 50メートル走6秒3、遠投120メートル。

 ◆家族構成 父(53)、母(51)、兄(26)。

 ◆好きな芸能人 ベリーグッドマン、川崎鷹也。

 ◆好きな食べ物 好き嫌いはなし。

 ◆血液型 O

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