広島 3連敗でCS敗退 新井監督「勝てなかったことに悔いはある」も「選手全員には、ありがとうって言いたい」

 CS敗退で阪神ナインを見つめる新井監督(中央)=撮影・西岡正
 大瀬良(左)に声をかける新井監督(撮影・中田匡峻)
 阪神に敗れ、ファンにあいさつする新井監督(中央右)ら広島ナイン(撮影・山口登)
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 「JERA CSセ・ファイナルS・第3戦、阪神タイガース4-2広島東洋カープ」(20日、甲子園球場)

 広島は阪神に競り負け、相手のアドバンテージを含めて0勝4敗でCSファイナルS敗退が決まった。就任1年目の新井貴浩監督(46)が率いるチームの戦いは、甲子園で終わりを告げた。

 四回に坂倉が右前適時打。3試合連続で先取点を奪ったが、直後に先発・床田がノイジー、坂本に適時打を浴びて逆転を許した。五回に堂林が一時同点の左犠飛。ファイナルS初の複数得点で阪神に食らいつくも六回は再び坂本に右前適時打。床田は6回3失点と粘り切れなかった。1点を追う七回は1死満塁で2番手・矢崎が森下に押し出し四球。致命的な追加点を与えた。

 甲子園では、レギュラーシーズンから10連敗。リーグ王者の力の前に屈した。試合後の新井監督の主な一問一答は以下の通り。

 -一時は同点に追い付いた。

 「みんなよく、本当に最後の最後までよく頑張ってくれた」

 -全て接戦だった3試合を振り返って。

 「みんな、あきらめず最後まで戦って3試合とも、いい試合だったと思うと同時に、やっぱりタイガース強いなという風にも感じました」

 -短期決戦の厳しさを選手も感じたと思うが。

 「それはすごくね、みんないい経験に、特に初めての選手は本当にいい経験になったと思います」

 -監督自身、攻めの采配を心掛けたと思うが、ファイナルSも含めて自分の采配に悔いはないか。

 「うーん。どうなんですかね。やっぱりね、チームを預かる者として勝てなかったというところで悔いはありますよね」

 -監督1年目を終え、スタッフも含めて感謝の思いは。

 「そうだね。本当に選手の頑張りというのは戦っている中ですごく感じたので、本当に選手全員には、ありがとうって言いたいですよね。開幕前はすごく評価が低いチームだったけど、それを選手が『なにくそ』と思って頑張ってくれて。優勝はできなかったけど、2位でCSをできたということは本当みんながよく頑張ってくれたと思います。また、この経験を来年につなげていかないといけないなと思ってます」

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