広島・末包 CS代打弾!師匠・鈴木誠也の前で大仕事 前日3タコ&途中交代のリベンジ 新井監督キーマン指名に応えた
「JERA CSセ・ファーストS・第2戦、広島東洋カープ4-2横浜DeNAベイスターズ」(15日、マツダスタジアム)
無限のパワーだ。1-0の六回。代打で先頭から打席に立った広島・末包が、左翼席へアーチをかけた。13年の岩本以来、球団史上2人目のCS代打弾。大仕事をやってのけた。
「打った瞬間はめちゃめちゃ手応えがあったけど、ちょっと流れるかなと思った。風が逆に吹いてくれてそのままいってくれた」
リベンジに燃えていた。14日はスタメン出場しながら3打数無安打。九回のサヨナラ機では、代打を送られベンチに下がった。
「期待されていたけど打てなくて、チャンスでも代打を出され悔しかった。やり返せればなと思っていた」。新井監督からは、CSファーストSのキーマンに挙げられていた。結果を残した一打。ようやく白い歯がこぼれた。
師匠の前で放った一発でもある。カブス・鈴木がこの日も試合観戦。今年の1月には沖縄自主トレに参加し、打撃の土台を教わった。自身が本塁打を放った瞬間、鈴木がアイスクリームをほおばっていたことを伝え聞くと「そのアイスが良かったんじゃないですか?」とにっこり。口もなめらかだった。
2位からの日本一を目指す戦い。18日からは甲子園に乗り込む。「短期決戦は打たないと使ってもらえない」。敵地でも力強い放物線を描く意気込みだ。
◆カブス・鈴木誠也(自主トレ仲間の末包の本塁打に)「アイスクリーム食べてました(笑)アドバイスは何も送ってない。彼が頑張ってるだけ。元々すごいので。(ファイナルSへ)頑張ってほしいです。僕は寝てます(笑)」





