広島・末包 CSで天敵・東打つ!自身10の3&1本塁打 新井監督の“イジり”にも堂々「敵は身内」

 広島・末包昇大外野手(27)が6日、天敵・東打ちを誓った。DeNAとのCSファーストS、初戦の先発が予想される左腕に対してチームは6試合で0勝4敗、対戦防御率1・84と完璧に封じ込まれたが、末包は10打数3安打で1本塁打も記録。「苦手意識はない」と言い切る大砲候補がシリーズ突破のキーマンになる。

 14日・初戦での対戦が予想されるDeNA・東。16勝を挙げセ・リーグの最多勝と勝率1位の2冠に輝いた左腕はカープにとっても天敵といえる存在だ。苦戦必至の状況だが、こちらには末包がいる。

 マツダスタジアムでの9月7日の対戦ではバックスクリーン左に飛び込む同点弾を放つなど、今季10打数3安打と苦にしていない。

 「打ってるんですけど、16勝もされている投手なので…。まあ、苦手意識はないので普通に気負うことなく入れると思います」

 プロ2年目の今季は11本塁打を放ちブレークのきっかけをつかんだ。このうち9本は8月19日・巨人戦からシーズン終了までの1カ月強で放ったもの。新井監督をして「末包さんは“打撃をつかんだ”と言ってましたから」とイジりながらも認める成長ぶりだ。

 外野は野間が故障から復帰。西川、秋山と開幕のメンバーがそろったが、指揮官は「シーズンとCSは別物」と話しており、対戦成績を重視して起用する可能性は高い。対東について「末包さん?ジャッジが?打ってるのは頭に入ってますよ。ジャッジがですね」とわざわざヤンキースの本塁打王の名前に言い換えて期待した。このイジりに対して末包は「敵は身内にあります」とあえて動じない構えを見せた。

 そして「短期決戦なので最初が一番大事だと思う。第1打席を大事にしていきたい」と話し、すでに東対策にも乗り出している。

 「東さんが打たれた安打集を見ています。どういう球をヒットや本塁打にされているか。逆に言えばそういうのを狙っていきたい。シーズン中は早いカウントから打ちにいく感じだったんですけど、変えずにはいきたい」

 自身初のCSだが、短期決戦は社会人時代から慣れている。疲労感を残さずに、徐々に練習量を減らしながらベストな状態で臨むことを心がける。

 「今はやってやるぞという意識でいます。普通に入れれば」

 伸び盛りの大砲候補が天敵を討ってチームに勢いをもたらせる。

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