「東京ヤクルトスワローズ５－６広島東洋カープ」（１４日、神宮球場）

　広島は３点ビハインドの八回に一挙４得点で逆転。

　八回は島内、九回は栗林が締め連敗を６で止めたが、阪神が勝ったため５年連続のＶ逸となった。

　八回だけで代打、代走５人をつぎ込む積極采配について新井貴浩監督は「もう、勝負だ。というところでしたね」と振り返った。

　勝負を決めたのは出場機会の少ない代打・磯村だった。

　「イソも久しぶりに出て、よく打ってくれたと思いますし、また、その前の打者たちも選んで、つないでくれたと思います。それも中継ぎが踏ん張ってくれていたので、逆転につながったと思います」

　打線はここまで６試合連続１得点と苦しんでいた。

　「ヒットもたくさん出ましたし、みんな粘り強く、フォアボールを取ったり、粘り強く後ろの打者につないでくれたと思います」

　神宮球場での最終戦で連敗も７で止めた。

　「１勝しかしていなかったのかな。本当、最後に勝てて、みなさんに喜んでもらえてホッとしています」

　ポストシーズンにもつながる勝ち方になった。

　「今日だけじゃなく、残り試合はすべてポストシーズンに向かってつながっていくと思いますので、いろいろなことを考えながら試しながら、でも勝ちに行きながら考えていきたいと思います」

　阪神がリーグ優勝を決めた。

　「ああ、そうなの？全然見てなかったから。まだ阪神との戦いは残っている。ＣＳもある。まだまだ先がある。今、総括することはできない。自分たちは、また次の目標に向かって、みんなで頑張っていきたいと思います」

　１５日からはマツダスタジアムに戻って阪神２連戦を戦う。