広島・大瀬良 屈辱チーム10年ぶり10敗 初回2被弾で3失点「うまく入っていけなかった」122球熱投実らず

 「東京ヤクルトスワローズ5-1広島東洋カープ」(13日、神宮球場)

 広島・大瀬良の今季最多122球の熱投も勝利にはつながらなかった。悔やまれるのは立ち上がり。先頭の塩見に四球のあと、オスナに初球のカットボールを左翼スタンドに運ばれる2ラン。1死後、村上にも一発を浴びいきなりの3失点。5連敗中のチームには重くのしかかった。

 「うまく入っていけなかった。2本もホームランを打たれてしまえば、ゲームのスタートとしては重くなっていくと思うので申し訳なく思います」

 二回以降は立ち直った。五回2死満塁のピンチでは内山を空振り三振に斬り激しくほえた。この時点で110球だったが、六回も続投。味方の失策もありピンチを迎えたところで無念の降板となった。

 「ああいう状況でここまでは代わったりしてた。なんとかいい形で終わって打線にいい流れと思っていたんですけど…」

 打線の援護はなく自己ワーストの10敗目。球団では2013年の大竹以来となる2桁敗戦の不名誉記録となった。

 「苦しいときというのは必ずあると思いますし、(シーズン終盤の)ここにきてというのはあると思うんですけど。振り返る時期ではないので、また明日勝てるようにみんなで全力を注いでやっていきたいと思います」

 エースは悔しさをこらえてチーム一丸での連敗脱出を誓っていた。

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