広島が悪夢のサヨナラ負けで今季ワースト6連敗…15日にも自力V消滅 守護神・矢崎が痛恨の連続被弾 ノーノー阻止も

 10回、悪夢のサヨナラ負けを喫し、沸き上がる中日ナインの前を引き揚げる矢崎(撮影・田中太一)
 10回、石川昂(右奥)と宇佐見(左)が喜ぶ中、サヨナラ負けを喫し、引き揚げる矢崎(撮影・田中太一)
 10回、ソロを放ち指をさしながら本塁へ走る堂林(撮影・田中太一)
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 「中日ドラゴンズ2-1広島東洋カープ」(13日、バンテリンドーム)

 広島が悪夢のようなサヨナラ負けで今季ワーストの6連敗。1点リードの延長十回、守護神の矢崎がまさかの連続被弾を喫して負の連鎖を断ち切れなかった。

 九回まで中日・柳にノーヒットノーランをくらいながらも、延長十回に堂林が決勝アーチを放った直後だった。矢崎が石川昂に左翼へ同点ソロを浴びると、続く宇佐見には右翼へサヨナラアーチをたたき込まれた。

 異様なムードで迎えた延長十回2死。カウント1-1から堂林がRマルティネスのスライダーをきれいに振り抜いた。打球はグングン伸びて左中間スタンドに着弾。チーム初安打が価値ある決勝弾になるはずだっただけに、痛い一敗だ。

 序盤から苦しい展開を強いられた。中日・柳に二回以降、15人連続アウトに仕留められた。1点を追う七回に野間が四球を選んで出塁し、続く上本の遊ゴロ間に初めて得点圏に走者を進めた。

 しかし西川、菊池が凡退して無得点。Hのランプすらともすことができなかった。八回はデビッドソンが二塁へ痛烈な打球を放ったが、失策と判定され、二塁を狙った助っ人は憤死してしまった。

 九回まで無安打無得点の屈辱を味わいながらも、延長十回に堂林が負の記録に終止符を打ったはずだった。しかし連敗中の重苦しいムードがそうさせるのか、新井カープにまさかの展開が待っていた。

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