カープ九里 また勝てず5戦連続白星なし 制球定まらず6回4失点「自分の投球できていない」
「東京ヤクルトスワローズ5-4広島東洋カープ」(8日、神宮球場)
広島・九里亜蓮投手(31)が勝てない。初回に2点、二回にも坂倉の一発と序盤に3点のリードをもらいながら制球が定まらない。
三回は先頭サンタナへの四球から無死二、三塁のピンチを招くと長岡に犠飛。さらに中村四球などの二、三塁から塩見に2点打でリードをはき出してしまう。三回には村上に一発を浴び、勝ち越しを許した。
なんとか粘って6回まで投げたが6安打5四球で4失点。6月30日・ヤクルト戦(神宮)以来となる7勝目はまたもお預けとなった。
「野手の方に先に取ってもらって、そこで最少失点で粘りきれず同点、勝ち越しまでいかれているので本当に申し訳なく思います。四球がどうのこうのより自分の投球ができていない」
これで5試合連続白星なし。後半戦に入って火曜日の先発を任されてきたが1度も勝てていない。次週の首位・阪神との3連戦(マツダ)の火曜日は大瀬良に譲る。
「反省するところはしっかりして次にしっかりとした投球ができるようにしないといけない」
悲壮感を漂わせた。昨年オフに渡米して採り入れた新フォーム。「1度は壁にぶち当たると言われていた」という。この壁を乗り越えれば、ひとまわり大きくなった九里が生まれるはずだ。