広島 新井監督もガッツポーズ デビッドソン9号2ランに「いい傾向」 監督も「彼はすごく勤勉」
「DeNA2-3広島」(16日、横浜スタジアム)
こんな一発が見たかった。広島マット・デビッドソン内野手が二回1死三塁の場面、東の外角直球を右中間スタンド中段まで運ぶ先制2ランだ。ベンチの新井監督も右拳を突き上げ喜ぶ価値ある一発となった。
「1死三塁だったから内野も前に出てますし、とにかく外野フライをという気持ちだった。右中間方向に本塁打が出るのは自分の特長。向こうに打とうとしていなくてもああいう打球が出るのはいい傾向」
36打席ぶりの本塁打はチームトップの9号。九回には入江のフォークを中前打で初の2試合連続マルチ安打。打率1割台に低迷していたが、ようやく浮上の兆しを見せ始めた。
「数字にはこだわってはいないが、前半戦はあまりにも良くなかった。チームの勝ちに貢献できる仕事をこれからも心がけて、勝つ状況を自分のバットでつくりたい」
新井監督は「彼はすごく勤勉。何とか今の状況を打破したい、状態を上げていきたいと常に勉強して、練習している。それが徐々に結果に結び付いてきていると思う。自信にしてもらいたい」と今後に期待した。
打席では左足を高く上げたり、すり足にしたり、悩み抜いた末に本来の形に戻した。ようやく見えてきた光明。後半戦こそ大砲の役割を果たす。




