広島・新井監督 大竹に完封負けも攻撃陣に「前回対戦より内容的には良かった」

 ベンチから戦況を見守る新井監督(撮影・飯室逸平)
 1回、島田(53)の先制ソロを見つめる新井監督(左から2人目)=撮影・高部洋祐
 7回、投手交代を告げ、声を出しながらベンチへ戻る新井監督(撮影・田中太一)
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 「広島0-2阪神」(5日、マツダスタジアム)

 広島は阪神・大竹の前にわずか5安打に抑えられ今季7度目の0封負けに終わった。

 大竹には4試合で3敗。29回2/3で1得点と完璧に封じ込まれている。

 新井貴浩監督は「うちだけでなく、どこも点を取れていないわけだから。また、結構いいアプローチをした打球も結構あったので、前回対戦したときよりは内容的には良かったと思います。今日の(対戦を)またしっかりと見直して、次に当たるときに向けてプランを立てていきたいなと思います」と次回のリベンジを期待した。

 スタメンには大竹に対して打率3割超の上本ではなく、小園を起用したが無安打に終わった。

 「左打者の方が5分くらいかな、被打率的にも分がいいというのもあったし。小園も昨日久しぶりに来て初めてのスタメンなので、そんなにすぐパンパン打てるとは思っていないので。そういうのもいろいろあって。崇司は勝負強いから、あとで代打でも行けるし、いろいろはめられるから。そういう形だから、今日も小園に行ってもらったという感じかな」

 次回の対戦に向けては「それはまた今日しっかり、映像を見直して、打撃コーチと話をして、まだ何回も対戦があると思うので、また違ったプランを立ててやっていきたいなと思います」と話した。

 唯一の好機となった七回1死一、二塁ではデビッドソン、会沢をそのまま打席に送った。

 「あそこはあのままマット(デビッドソン)とアツ(会沢)で行こうと思っていた。代打というのは考えていなかった。アツも(大竹に)5の3打っていたのかな。マットもまだ2打席しか立っていないから。あそこは代打というのは頭になかった。マットにしても惜しいファウルが何球かあったんだけどね。捉えきれなかったのは、相手の投手が要所要所で締めてきたというところかな。ただうちの打者も前回対戦よりは総じていいアプローチができていたと思うので、内容的には上がっていると思う。そこを含めた上でまた今日の映像を見直して、次当たるときに備えてプランを立てていきたいなと思います」

 先発の森下は6回2失点で負け投手となった。

 「あまり調子がいい方ではなかったと思うんですけど、やっぱりあまり調子が良くない中でも粘って要所要所を抑えて、ゲームを作ってくれた。ナイスピッチングだったと思います。三回なんかは、あそこを1点に抑えたというのは本当にナイスピッチングだったと思いますし、やっぱり状態があまり良くないときでも試合をつくれるのはいい投手だと思います。今日もナイスピッチングだったと思います」

 6日は野村が今季2度目の先発に臨む。

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