新井カープは敗戦にも手応えを感じるゲーム 評論家が「嫌なチーム」と指摘する理由とは

 「広島2-3ソフトバンク」(4日、マツダスタジアム)

 広島は逆転負けで、勝率5割に逆戻りした。2015年以来、2度目となるソフトバンク戦のカード勝ち越しはならなかったが、デイリースポーツ評論家・岡義朗氏(69)は五回の攻撃に注目。相手捕手・甲斐の動きから「相手から“嫌なチーム”と思われるようになってきた」と分析した。

  ◇  ◇

 広島の足をチラつかせた攻撃に、球界屈指の捕手と言われる甲斐がバタバタしていた。その珍しいシーンを見たのは五回裏。一死一塁で打席に代打の韮沢を迎えた場面だ。

 腰を浮かせて落ち着かない様子の甲斐は、明らかに一塁走者の曽根の足を警戒していた。そして1-2からの4球目を外した。ところが曽根は走らず。どうも過剰に警戒しているように見えた。結果的にこのウエストボールが四球につながった。

 その伏線は初回にあった。一死一塁から矢野が二盗を試みたが、慌てたのか甲斐の送球がそれて、走者を三塁へ進めた。その後、秋山に適時打が生まれただけに少々“過敏”になっていたのかもしれない。

 今年の広島は走塁面を重視し、積極的に走らせている。失敗もあるが、経験を積むことでチーム力は確実に上がっている。スイング力や対応力もついてきており、相手から“嫌なチーム”と思われるようになってきた。負けはしたが、手応えを感じるゲームだったのではないか。

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