広島・九里 奮投113球霧散 7回0封&15イニング連続無失点 リベンジ登板で躍動

 雨の中、力投する九里(撮影・高部洋祐)
 4回、木浪を二ゴロに打ち取り、ガッツポーズを決める九里(撮影・高部洋祐)
 2回、島田の打球を処理したマクブルーム(左)に声をかける九里(撮影・中田匡峻)
3枚

 「阪神2-1広島」(18日、甲子園球場)

 気迫あふれるマウンドだった。0-0の七回2死三塁。広島・九里亜蓮投手は中野を中飛に打ち取りピンチを切り抜けた。魂を込めた113球目。7回5安打6奪三振無失点で先発の役割を全うした。

 立ち上がりから全開だ。140キロ台中盤の力強い直球と多彩な変化球で猛虎をピシャリ。満塁とした四回も木浪を二ゴロに仕留め先制点を与えなかった。前回対戦は4回1/3を4安打4失点(自責2)でKOされた。リベンジを誓った登板で躍動した。

 「ストライク先行で行けた場面もありましたし、カウントで有利に進めていければ、いろんなところで優位に進めていける」

 積極的にストライクゾーンに投げ込んだ11日の中日戦は8回無失点。この日も迷いなく腕を振ったことが好投に直結した。新井監督は「気持ちのこもった良い投球だった。次、彼が登板する時に勝ちを付けてあげたい」と力を込めた。

 防御率を0・93とし、11日の中日戦から始まった連続無失点イニングを15に伸ばした。好成績が並ぶものの九里は「全然意識していない」と言い切る。

 念頭に置くのはチームの勝利。「良かったところを継続してやっていければいい」。全員で、笑顔で終えるため次回登板も全力で腕を振る。

野球スコア速報

関連ニュース

編集者のオススメ記事

広島カープ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス