新井野球を信じて攻めの走塁継続を 4連敗カープの戦い方に評論家「悲観する必要はない」

 デイリースポーツ評論家・岡義朗氏(69)が新井カープの今後を占った。まさかの開幕4連敗を喫し、5日の阪神戦は雨天中止。初白星が遠い状況だが、同氏は「悲観する必要はない」と〝新井野球〟を評価した。

  ◇  ◇

 カープは開幕から4連敗というスタートになったが、結論から言えば一切、悲観する必要はない。

 開幕前を思い起こせば、打線もメンバーがそろってきたし、大瀬良が復調、床田が復帰、玉村の成長など、投手陣にも好材料が多かった。実際、登板内容も充実していた。

 ここまで勝てなかったのは、開幕から連続完封負けを喫したところからも見えるとおり、まだ打線が機能していない部分だろう。そこには手痛い走塁ミスも絡んでいた。

 このミスを「ダメだ」と断ずるのは簡単だが、新井監督が就任以来、一貫して「走る」をスローガンにしてきた。攻めの走塁だ。そこにまだ、結果がついてきていないだけであり、大切なのはそのミスをなくすことよりも、今の姿勢を続けていくことだ。

 菊池、野間らも明らかに塁上の顔つきがいい方向に変わっている。『これが新井野球であり、本来のカープの野球』と信じて貫いてほしい。

 この4連敗とは別の意味で、あえて注意喚起したいところが一つだけある。

 新井監督によって、明るく楽しくプレーする雰囲気や、走塁を意識した野球など、環境が整いつつある。そこで、特に若手にはこれに甘えるだけではダメだと考えてもらいたい。シートノックなども阪神に比べると雑に見える。明るく楽しく、でも自分には厳しく。そんな意識付けがあればより締まったチームに成長できるはずだ。

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