新井カープ「2番・野間あると思います」 秋山1番とハマれば脅威の積極プラン

 打撃練習をする野間(撮影・田中太一)
 菊池涼(右)らと話をする新井監督
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 広島・新井貴浩監督(46)は3日、マツダスタジアムでの全体練習後、取材に応じ「『2番・野間』あると思いますよ」と野間峻祥外野手(30)の2番起用の可能性について言及した。昨季は68試合で1番を務めた野間だが、指揮官は試合序盤はバントをしない攻撃型野球を掲げている。「2番・野間」で積極的に攻める。

 オープン戦が本格化するのを前に新井監督は、構想の一端を披露した。それは指揮官が思い描く攻撃型野球の象徴となりそうな起用法だった。

 「『2番・野間』あると思いますよ」

 すでに試合序盤ではバントを採用しない方針を明かしている。例えば初回に1番打者が安打や四球で出塁してもバントはせずに打って出る。またはヒットエンドランなど動きのある作戦で大量得点を狙っていく考えだ。そこに当てはまるのが野間というわけだ。

 「仮によーい、どん!で無死一塁で打たせて二塁がアウトでも野間が一塁に残ると、また仕掛けられる。キク(菊池)も2番経験がある。いろいろ考えられる。相手投手によってとか、まだ決定じゃなくてそういうのを見ながら試して」

 2月25日・巨人戦(沖セル)では初回に1番・野間が安打で出て、2番・菊池の左翼線二塁打、相手失策も絡んで先制点を挙げた。初回に打者2人で先制点を挙げる形は理想。そこに当てはまる選手を残り14試合の中で探していくことになる。

 野間の昨季の2番は4試合しかない。68試合で1番に起用され、打率・324、出塁率・360という高い数字を残した。今季も1番の有力な候補でもあるが、秋山という存在もある。秋山は昨季途中に加入し、40試合すべて3番で出場したが、西武時代には1番で活躍した実績がある。出塁率が高く、足もある秋山、野間で1、2番が組めれば相手にとっては脅威となるはずだ。

 野間は「難しいところはあるけど、シンプルにできればいいかなと。初回から走者がいてのところも多くなると思う。打つ方向だったり、いろいろ考えながらやりたい」と前向きに捉えた。

 新井監督は野間以外にも長打力のある選手の2番起用も「面白いと思う」とさまざまなパターンを試す考えを明かした。

 昨季はセ・トップのチーム打率・257を誇りながら得点力不足に泣いた。新井流攻撃野球で打開してみせる。

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